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~明日は明日の風が吹く~…なんてね。
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数日前に、新宿でやっていた花展に行ってきた。
この前の靖国でなんだか華道が楽しいなあと思い始めてしまった私、学ぶことは多かったように思う。


上手い人のお花っていうのは、すごく立体的で。
どの角度から見ても美しい、と感じる。
正面だけ着飾ってもダメなのよねん。


普段は『奥行きがああでこうで…』と先生に忠告されながら生けるのだが、理屈と感覚を両立させないとどうしてなかなか理解不能。
そして、感覚と理屈の両立は果てしなく難しい。
まるで言語化できない感覚を強引に言語化したものを伝えられているような、そんな感じ。





折角都内まで出たんだし…と、帰りになんとなく渋谷に行ってみる。
そうしたら、怖かった。もう、怖かった。

ハチ公側の出口を出たら、それはそれはもう。
なんだろう、あの威圧感。


新宿・池袋は全然こんなこと感じないのになあ…。
やはり出入りしている人間の年齢層だとか、系統の問題のようだ。



私には刺激の強すぎる世界が広がっていたので、慌てて西口側に逃げ込む。
渋谷にこんなに怯えている私だが、高校に復学するか否かで揺れている頃に、実は一瞬だけ渋谷にあるサポート校に通おうか…という案が出ていた事があった。


確か、西口から歩いて10分くらいのところにあったハズ…と、かすかな記憶を頼りに候補だったサポート校を探してみる。
なんとなくしか覚えていなかったので30分近くかかったが、行くことができた。



行ったところで、何の用事もないのだけど。
むしろ、『そういえば、こんなところだったなあ…』と一瞥して引き返してしまった。


結局、当時は無理をおして全日制の元々在籍していた高校に復学して、あの高校で私は社会に再び引き上げられた。
高校時代なくして今の私は存在しえない、と言っても過言ではないほどのたくさんの貴重な経験をあの場所で積んだけれど、もしこの渋谷の学校に転校していたらどうなっていたのだろう。


人格面からもうまるで別物の人間になっているような気もするし、不可能性について考えた時の予想のように、結局今の私と大差ないような気もしなくもない。
恐らく当事者の私にしかわからない感覚なのだろうが、なかなか面白い分岐点だったなあと思う。
私という人間に及ぼされる影響の量や質はさておいて、少なくとも環境はまるっきり違うものだったのだから。



いずれにせよ、当時の選択に全く後悔がないから今こうやってぼうっと思いを馳せることもできているのだと思う。
うじうじ人間の私がここまで後悔がないと思えるのも珍しい。

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自己紹介:
不登校時代に「エターナルカオス」というゲームが大好きだった、とある平成生まれ。
現在は、どうにかこうにか社会人。

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