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~明日は明日の風が吹く~…なんてね。
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昨日(今日?)の記事の補足などをば。



前回の記事を書いている最中に、サイドでは「スカイ・クロラ」の世論を調べていた。
どうやら「スカイ・クロラ」はかなり賛否両論の分かれる映画らしい。
考えてみれば、それもそうだ。
万人ウケするような映画(ポニョとかの類)ではないと思う。
かなり、クセの強い作品。


まず、哲学的な事が嫌いな人は2時間少しの時間、耐えられないだろう。
恐らく、途中で夢の世界へ。


戦闘機のドッグファイトだけが楽しみで見る人には、戦闘シーン以外はとてつもなくつまらない。
「これは!」と強烈に記憶に残るようなシーンはほとんどなくて、地上では静かに、しっとりと話が進んでいく。
スピード感溢れる展開を期待する人には、不評だろう。


原作に忠実な展開を望む人にも、受け入れがたいものがあると思う。
全然展開が違うらしいもので。
原作に忠実でない展開は、原作を愛する人にとっては辛い場合がある。
特に、自分の考える作品の持ち味、見せ場を削られてしまうと尚辛い。
この感情は、私自身も経験済み。
…ロザバンで。


後は、実写でないにも関わらずメインキャストを俳優・女優で固められているのが気に食わない人もいるらしい。
声で演じるなら声優にやらせろ、という事だろうか。

特に、スイト役の菊池凛子さんへの風当たりは強い。
確かにあの人の喋り方は…癖があるね。
でも、私はこのキャスティングはベストなのではないかと思う。
菊池さんは、大人の女性の声。
スイトも、そうだった。
だけど、どこか幼さを感じさせるような部分もあって。
舌っ足らずにしてるところとか。
でもそれが、まさにキルドレなんじゃないかなって。
大人だけど子供で、子供だけど大人で。
特にそんな色が強いスイトには、菊池さんはうってつけだったと思う。
加瀬亮さんのユーイチも、あの淡々とした喋り方だったからこそ味が出ているんだと思う。
常に淡々と、何事にも興味を示さないような。
それでいてもどこかに決意を秘めたようなラストの声色は、カッコよかった。

やっぱり…プロの声優がやってないだけ、多少の違和感は感じたけどね。
でもそれを補って余る程の出来だったと思う。
谷原章介さんのトキノは、他にも声の仕事をこなしているだけあって流石だった。
まったくと言っていい程に違和感を感じなかった。
驚かされたのが、栗原千明さんの三ツ矢。
この人はそんなに声優経験がないハズなんだが…迫真の演技って言うのかね。
ほとんどなかった、違和感。
特にユーイチとの2人の会話のとこ(ネタバレになるからこれ以上言わない)は、心に染み入ってきた。
私の中では、名シーンに相応する。


…と、賛否両論の飛び交う「スカイ・クロラ」。
そりゃあポニョポニョとは違って…ちびっ子は見てもわからんだろうし。
万人ウケするような映画じゃない分、客層も自ずと絞られてきてしまうのかもしれない。
でも、私は好きだね、これ。
是非、見てみてほしいと思う。

そういえば、エースコンバットシリーズを手がけたナムコのチームがスカイ・クロラのゲームを製作してるらしい。
…エキセントリック。
エースコンバットが好きで、スカイ・クロラが好きな私に買う以外の選択肢があるだろうか。
…買ったところで、遊べる時間があるかどうかはわからないのだが。
まあ、それは後で考えればいい。
そして機種はWii。
そう、数ヶ月前に突如親父と弟が買ってきた、Wii。
初めて、家にWiiがあってよかったと思った。
しかもこの話題を親父に振ったら、興味深々。
私の懐はまったく痛めずに買えるかもしれない。
親父が全額出して買ってくる可能性アリ。
むしろ、その率のほうが高い。
「買わなきゃ」的な事を言ってた。
…ニヤリッ。



明日からは、楽しみな楽しみな補習。
3日間もあるぜ。
楽しみだなー、待ち遠しいなー。
…くそ。
これ利用して、絶対に夏休みの課題終わらせてやる。
それじゃ、明日の私の報告に乞うご期待。

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久し振りにかきこみ
久し振りに、しかもあえて最新の記事ではないとこに書き込みです。
ちょっとスカイ・クロラだからね。
赤い人の(自称)専門だからね。
部活中にブツブツ「映画化反対…」をアピってたこの私。
悩んだけど書き込み。長くてごめん。返事なしでもOKです。自己満足なんで…

*****
キルドレ。
死なない子供たち。
確かに(自称)原作ファンはある意味泣いたぜ。
君のロザハンしかり。
うん、あのマウスパットは正直…ねぇ?

*****
さて、スカイ・クロラ。
全体的に…淡々とした雰囲気は原作に近い。
あの乾いていて、それでいて心地よい温もり。たまらない。

まあ、違いといったら、フーコの髪がピンクじゃないこと、ササクラが男じゃないことと犬がいることくらいかな。
*****
ちょっと話は変わり…
ダンスシーン(戦闘シーンを原作ではこう呼ぶ)は綺麗だったよな!?
(↑無理矢理押し付ける人)
ただグロテスクすぎる。
あの作品に血は…
そこだけ現実味を帯びててひいた。
黒煙描写だけでいい気が…

*****
それよりも…ちょっと愛の部分はいらないと思わね?
なんかスイトさんの美しさが損なわれて、ただの変態だった。ベッドに顔を埋めてどうする!!?みたいな。
しかもラストにかけて!!
(自称)原作ファンはポカンだった。


(※ネタばれ)

ユーヒチ「君は生きるんだ」

ええええー!!
殺してあげようよ。
終わらしてあげようよ。
酷いなユーヒチ。残酷なやつめ!
殺すから愛だろ!?

※ちなみに原作だと殺したあとにユーヒチが救急車を呼びます。


うん、ここはさすがに泣いた。スイトさんのことがカナリ好きなだけに。もうスイトさんが嫁に欲しいくらいなだけに。(←変態)


しかもラストにユーヒチが死ぬのが…
ううむ…
ごちそうさまだよ。

*****
打つのに疲れてきた…
すごいなanotherさんは…
本当は、もっとブツブツと愚痴をこぼしたいのですが、私だけアツいのもどうかと…
読んでくれてありがとうございました。
もしかしたら、部活でスカイ・クロラについてこぼすかも。
そしたらごめんね(笑)
では、さようなら!


P.S.もはやコメントではなくてすみません。恥ずかしいです。ホント、返事なしでも問題なしです。ごめん
偽善者(赤い人) 2008/08/23(Sat) 編集
Re:久し振りにかきこみ
>久し振りに、しかもあえて最新の記事ではないとこに書き込みです。
>ちょっとスカイ・クロラだからね。
>赤い人の(自称)専門だからね。

はっはっはっはっは。
久しいねぇ。
スカイ・クロラ専門だったとは、初耳だ。


>部活中にブツブツ「映画化反対…」をアピってたこの私。
>悩んだけど書き込み。長くてごめん。返事なしでもOKです。自己満足なんで…

基本的に暇がある時には、返信。
これ基本。


>*****
>キルドレ。
>死なない子供たち。
>確かに(自称)原作ファンはある意味泣いたぜ。
>君のロザハンしかり。
>うん、あのマウスパットは正直…ねぇ?

作品がメジャーになっていって展開していくと必然的にそれだけ多くの人が携わってくる訳で。
原作とは全然カラーの違う代物も平気で登場してしまう。
それが吉とも凶ともなる、人気作品の原作ファンにとっては悲しき性。

ロザバンのマウスパッドは…目を伏せた。
あれは、ない、絶対。
ありえないって。


>*****
>さて、スカイ・クロラ。
>全体的に…淡々とした雰囲気は原作に近い。
>あの乾いていて、それでいて心地よい温もり。たまらない。
>
>まあ、違いといったら、フーコの髪がピンクじゃないこと、ササクラが男じゃないことと犬がいることくらいかな。

原作も雰囲気はあんまり変わらないのね、よかった。
いいね、あの世界観。


>*****
>ちょっと話は変わり…
>ダンスシーン(戦闘シーンを原作ではこう呼ぶ)は綺麗だったよな!?
>(↑無理矢理押し付ける人)
>ただグロテスクすぎる。
>あの作品に血は…
>そこだけ現実味を帯びててひいた。
>黒煙描写だけでいい気が…

あのシーンは迫力あって凄かった。
あの画に映画館のサラウンド音声ですから…。
とにかく、カッコよかった。

血か…そういえばあったね。
何故そこだけやけにリアリティを求めるんだ?と疑問には思ったが…。
まあコクピット狙われて確実に撃ち抜かれましたよっていう表現、だろうか。
ちょっと不自然だったけど何か…そうだなァ、「死」に対する明確な描写みたいなものなのかなって私は思って見てた。


>*****
>それよりも…ちょっと愛の部分はいらないと思わね?
>なんかスイトさんの美しさが損なわれて、ただの変態だった。ベッドに顔を埋めてどうする!!?みたいな。
>しかもラストにかけて!!
>(自称)原作ファンはポカンだった。

原作知らんからなァ…。

しかしもはやあのスイトはただの淫r(ry
あるいは、煙草や酒・セックスとかいう嗜好品・快楽に溺れざるを得ないような世界の描写か。


>(※ネタばれ)
>
>ユーヒチ「君は生きるんだ」
>
>ええええー!!
>殺してあげようよ。
>終わらしてあげようよ。
>酷いなユーヒチ。残酷なやつめ!
>殺すから愛だろ!?
>
>※ちなみに原作だと殺したあとにユーヒチが救急車を呼びます。
>
>
>うん、ここはさすがに泣いた。スイトさんのことがカナリ好きなだけに。もうスイトさんが嫁に欲しいくらいなだけに。(←変態)
>
>
>しかもラストにユーヒチが死ぬのが…
>ううむ…
>ごちそうさまだよ。

そうそう、見せ場のシナリオを変えられるとかなりキツくてねェ…。
デスノの南空ナオミは、唖然だった。
あんなカッコ悪いのがあるかいな…。
まさかのラストのLも…いやそれはないだろって思った。

でも情があるからこそ殺す、情があるからこそ殺さない。
どっちとも取れる。
愛しているからこそ、殺して楽にしてあげたかったのかもしれない。
愛しているからこそ、日々の些細な変化を感じながら生き続けていて欲しい、と願ったのかもしれない。

「原作とは別物」として捉えると、何か違うものが見えてくる時もある。
特に、こういう単純な善悪論で割り切れないような作品だと。
善悪論って言うか…哲学的な感じかな。
色んな捉え方が、あるからね。
デスノも、ああいう終わり方をしたからこそLでスピンオフ作品を作れたんだし。
根本的な善悪論についてはデスノは原作とあんまり変わりないから何とも言えないけど。


>*****
>打つのに疲れてきた…
>すごいなanotherさんは…
>本当は、もっとブツブツと愚痴をこぼしたいのですが、私だけアツいのもどうかと…
>読んでくれてありがとうございました。
>もしかしたら、部活でスカイ・クロラについてこぼすかも。
>そしたらごめんね(笑)
>では、さようなら!
>
>
>P.S.もはやコメントではなくてすみません。恥ずかしいです。ホント、返事なしでも問題なしです。ごめん

いえいえ。
原作知らんもんだから、ついていけないなァ。

それでも、出来る範囲で返信。
2008/08/23    another
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不登校時代に「エターナルカオス」というゲームが大好きだった、とある平成生まれ。
現在は、どうにかこうにか社会人。

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