~明日は明日の風が吹く~…なんてね。
折角の良質なネタなのに腐らせてしまうのも勿体無いので、今更ではあるがGWの時の宮沢賢治童話村での賢治の文章に感じたものついて書き殴っておこうと思う。
彼の文章は、間違いなく生きている。
一言一句例外はなく、句読点からすらも呼気を感じた。
どうして彼はあれほどの表現技法を持っていたのだろうか。
どうすればあんなに作中に登場する動物が、虫達が、植物があんなに生き生きとするのだろう。
否、生き生きとしていたのはそれだけではない。
鉱石も夜空の星座も太陽も風も水も、とにかく全てが生きている。
生命の有無など関係なく、全ての存在が平等に、生き生きとしすぎている。
宮沢賢治と自分を同じ枠で括る事に躊躇いすら感じるが、私も一応こうやって文章を紡いでいる身。
そんな私から見た彼の文章は、あまりにも生き生きとしているものだった。
童話村の高所から景色を見下ろしながら、想像する。
賢治の目には、この木々の葉っぱの一枚一枚すらも人間と同じくらい生き生きとしているように見えたのだろうか。
彼の目に映る景色は、耳に入る音は、果たしてどれだけ生命に満ち溢れたものだったのだろう。
恐らくこれは、天賦の才能以外の何者でもない。
私がどれだけ真似ようとしても、到底無理。
水の流れる音が、風の吹く音がどうしてあんなにも生きていると思わせる書き方が出来るというのだ。
彼は自らの童話集の中で「自分の童話は自然から貰ったものだ」と語ったという。
凡人は気づきもしない自然の生命エネルギーの強さに賢治は気づき、それを彼独特の生き生きとした文体で綴ったというのか。
それだけではなく昨今騒がれている「エコ」にも通ずる部分すらあると最近になって再び高評価を受けるようになったとか。
彼は自然の声を、自然からの警告をあの時代に既に聞いていたのかもしれない。
「人は、生きる為には食べ物が必要である。
人の心もそれは同じであり、出来るなら一番新鮮な食べ物を一番美味しく調理したものを食べたい」
…これは、童話集の「序」に対する私なりの解釈なのだが。
人の心が欲する食べ物、それは芸術に他ならない。
しかしそれなら、賢治は短い生涯の中でどれだけの文学と云う名の「ご馳走」を残してくれた事だろう。
音楽好きだったりとか、完成した作品であっても何度も手を加えて改作してしまうとか、自分と賢治との共通点を見つけて思わずニヤリ。
うんうん、音楽っていいよね。音楽もきっと人の心の食べ物だ。
「完成した作品であっても…」っていう気持ちも、凄くよくわかる。
…私の場合はUSBに入れていた「駄文」が作品にあたるのだろうが。
このブログの記事は1日1回、頻度が高すぎて改作するヒマすらない。
自分が作ったものだと、いくらでもケチがつけられるというか。
3日前には満足した出来だったのに今日見たらツッコミ所満載だ、とかよくある話。
そして気の済むまで加筆しているうちに、気づいたら全然主旨の違った文章が出来上がっている。
もっとも、その作品ももう読まれる事もないので最近はからっきしだが。
読み手の居ない文章は、アナログの日記帳かメモ書きだけで十分。
今日はこれで。
|////| ( )ノ |////| ウィーン(自動ドア
彼の文章は、間違いなく生きている。
一言一句例外はなく、句読点からすらも呼気を感じた。
どうして彼はあれほどの表現技法を持っていたのだろうか。
どうすればあんなに作中に登場する動物が、虫達が、植物があんなに生き生きとするのだろう。
否、生き生きとしていたのはそれだけではない。
鉱石も夜空の星座も太陽も風も水も、とにかく全てが生きている。
生命の有無など関係なく、全ての存在が平等に、生き生きとしすぎている。
宮沢賢治と自分を同じ枠で括る事に躊躇いすら感じるが、私も一応こうやって文章を紡いでいる身。
そんな私から見た彼の文章は、あまりにも生き生きとしているものだった。
童話村の高所から景色を見下ろしながら、想像する。
賢治の目には、この木々の葉っぱの一枚一枚すらも人間と同じくらい生き生きとしているように見えたのだろうか。
彼の目に映る景色は、耳に入る音は、果たしてどれだけ生命に満ち溢れたものだったのだろう。
恐らくこれは、天賦の才能以外の何者でもない。
私がどれだけ真似ようとしても、到底無理。
水の流れる音が、風の吹く音がどうしてあんなにも生きていると思わせる書き方が出来るというのだ。
彼は自らの童話集の中で「自分の童話は自然から貰ったものだ」と語ったという。
凡人は気づきもしない自然の生命エネルギーの強さに賢治は気づき、それを彼独特の生き生きとした文体で綴ったというのか。
それだけではなく昨今騒がれている「エコ」にも通ずる部分すらあると最近になって再び高評価を受けるようになったとか。
彼は自然の声を、自然からの警告をあの時代に既に聞いていたのかもしれない。
「人は、生きる為には食べ物が必要である。
人の心もそれは同じであり、出来るなら一番新鮮な食べ物を一番美味しく調理したものを食べたい」
…これは、童話集の「序」に対する私なりの解釈なのだが。
人の心が欲する食べ物、それは芸術に他ならない。
しかしそれなら、賢治は短い生涯の中でどれだけの文学と云う名の「ご馳走」を残してくれた事だろう。
音楽好きだったりとか、完成した作品であっても何度も手を加えて改作してしまうとか、自分と賢治との共通点を見つけて思わずニヤリ。
うんうん、音楽っていいよね。音楽もきっと人の心の食べ物だ。
「完成した作品であっても…」っていう気持ちも、凄くよくわかる。
…私の場合はUSBに入れていた「駄文」が作品にあたるのだろうが。
このブログの記事は1日1回、頻度が高すぎて改作するヒマすらない。
自分が作ったものだと、いくらでもケチがつけられるというか。
3日前には満足した出来だったのに今日見たらツッコミ所満載だ、とかよくある話。
そして気の済むまで加筆しているうちに、気づいたら全然主旨の違った文章が出来上がっている。
もっとも、その作品ももう読まれる事もないので最近はからっきしだが。
読み手の居ない文章は、アナログの日記帳かメモ書きだけで十分。
今日はこれで。
|////| ( )ノ |////| ウィーン(自動ドア
PR
カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カウンター
プロフィール
HN:
another
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1992/03/21
職業:
社会人
趣味:
日本文化に触れること
自己紹介:
不登校時代に「エターナルカオス」というゲームが大好きだった、とある平成生まれ。
現在は、どうにかこうにか社会人。
【座右の銘】
明日は明日の風が吹く
現在は、どうにかこうにか社会人。
【座右の銘】
明日は明日の風が吹く
カテゴリー
最新コメント
[02/20 えごっち]
[01/20 ぱう]
[10/30 みやりん]
[09/01 栖依]
[03/19 ぱう]
[06/25 佐久真]
[06/19 佐久真]
[06/07 佐久真]
[05/11 佐久真]
[05/07 佐久真]
ブログ内検索
最新トラックバック
アクセス解析