爆撃機B-29「ボックスカー」によってプルトニウム型原子爆弾「ファットマン」が投下されてから64年。
残念だけど、長崎原爆についてはあんまり詳しく語れない。
私が行った事がないのだ、長崎に。
去年書いた事が精一杯…近いうちに長崎に行ってみたいとは思うのだが。
去年の私のエントリ
一説によるとファットマンの威力は広島に投下されたリトルボーイの1.5倍とも言われる。
長崎が山で囲まれた地形だったのが不幸中の幸いと言われるが…フザけてる。
フザけすぎてる。アレの1.5倍…軍事目的の化学は全人類を吹っ飛ばす威力の爆弾でも作れば満足するのだろうか。
間違った力。絶対に持ってはいけない力。心の底からそう感じる。
毎年この時期になると、一応メディアは太平洋戦争について取り上げてくれる。
だけど、8月15日を過ぎて…8月が終わる頃にはもうさっぱり。
来年は戦後65年。少し大きめに取り上げられるかもしれないけど。
妙な話だ。戦争経験者の傷は毎年この時期だけのものじゃない。
365日、1分1秒たりとも生き地獄のような経験を忘れてはいないだろう。
原爆で括っても、被爆者の傷は1年中生々しく残っている。
それなのに1年に1度この時期にだけお決まりのように取り上げる…ちょっとメディアの在り方を考えさせられる。
それは、毎年こうやってブログに綴っている私もまた然り。
オバマ大統領の、4月のプラハでの演説。
64年もかかったけどやっとアメリカにも被爆者の声が通じたのだろうか、そんな事を思った。
「As the only nuclear power to have used a nuclear weapon, the United States has a moral responsibility to act(アメリカは核兵器を使用した唯一の核保有国として、行動を起こす道義的責任を有する)」.
日本が唯一の被爆国として伝えなければならない事があると同時に、唯一核を実戦使用した国であるアメリカにもすべき…否、やらなければならない事はあるのだろう。
…本当にその気なら、当時の軍事記録を公開して日本のそれとちゃんと照合してほしいと思うのだが。
このまま真実を闇に葬り去られては…。
核の恐怖で強引に押さえつけた世界平和…これが現実的かもしれない。
全世界が武器を捨てる真の世界平和なんて、夢物語なのかもしれない。
それくらいに人間が愚かな生き物である事は承知。
だけど、それでも前者の世界平和じゃ悲しすぎる。
被爆して亡くなった方々は、そんな事を絶対に望んだりしないハズ。
どんなに難しくても後者の世界平和への希望を捨てない事、これが今の私達にできる最低ラインであり最大級の事なのではなかろうか。
2009年 8月9日
どれだけ信憑性があるか分かりませんが、肯定論が根強い事は確かのようです。
東京裁判では、事後法によって、当時違法ではない行為が戦勝国によって一方的に裁かれました。しかし、結局東京大空襲や原爆投下で何十万人のも民間人を殺したアメリカは全く裁かれていないんですよね…。
テロ組織の核保有の場合等を考えると、核廃絶は難しいと思いますが、核抑止力による平和というのも何か空しいところ…。
>
>どれだけ信憑性があるか分かりませんが、肯定論が根強い事は確かのようです。
>
>東京裁判では、事後法によって、当時違法ではない行為が戦勝国によって一方的に裁かれました。しかし、結局東京大空襲や原爆投下で何十万人のも民間人を殺したアメリカは全く裁かれていないんですよね…。
去年(一昨年だったかな?)の8月6日に、戦後初めて原爆のドキュメンタリが全米に放送され、特にティーンエイジャーが強く衝撃を受けたそうです。
それでも恐らく彼らは「原爆のお陰で戦争が早期終結した」という結論には何ら矛盾を感じないのでしょう。
「腕っ節の強い戦勝国が正義」結局戦争なんてそんなものなんですよね。
リメンバー・バハマ
リメンバー・アラモ
リメンバー・ルシタニア
リメンバー・パールハーバー
リメンバー・9・11
こうやって常に自国を正当化して戦争起こして大虐殺。
そして敗戦国には罪を擦り付ける。
極論、アメリカの歴史はこの繰り返し。
太平洋戦争だけでなくベトナム戦争での枯葉剤散布、領地開拓目的のインディアン・ハワイ等の原住民虐殺。
恐らくどの国よりも虐殺を繰り返しているであろうアメリカ、でも腕っ節が強いから正義。
調べているだけで頭が痛くなるくらい、単純明快にして非道な理屈。
…まあこの考えは流石に偏りすぎているので、暇が出来たらパールハーバーにでも行ってみようと思っています。
きっとそこでは、また違う視点からの太平洋戦争を知れると思うので。
>テロ組織の核保有の場合等を考えると、核廃絶は難しいと思いますが、核抑止力による平和というのも何か空しいところ…。
力で押さえつける事でしか世界平和は訪れないものだとしたら…人間がいかに愚かな生き物なのか、アメリカに限った話ではなく世界の血塗られた歴史を辿っていると痛感します。
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
現在は、どうにかこうにか社会人。
【座右の銘】
明日は明日の風が吹く