~明日は明日の風が吹く~…なんてね。
私の曽祖父は、赤紙に殺された。
私の祖父は、広島で被爆した。
祖父の従兄弟は、原爆が投下されたその瞬間に跡形もなく消し飛んだらしい。
60年以上も遡る過去でも、当時の爪痕は未だ鮮明に残る。
私とて、曽祖父もろとも大砲に打ち抜かれた穴の開いた日の丸を見て、何も感じずにいるほどの阿呆者でもない。
恐らくこんな過去が、日本のほとんど全ての家系にもあるのだろう。
無論…64年経った今でも怖くて当時を語らぬ方も多いだろうが。
むしろ語れるだけの気力がある方のほうが珍しいだろう。
平和とは、一体なんだろう。
世界平和とは言わずとも、今の日本は、64年間戦争のない日本は果たして平和と呼べるのか?
…わからんな。数十万人を殺す戦争も数えるほどしか殺さぬ基地外の無差別殺人も、根本の理不尽さは私には同じように見える。
あるいは、「報復」と銘打った戦争と怨恨による殺人も根元では大差ないのかもしれない。
人の心の弱さが、悲劇を生む。
欲望のままに動き、力任せになってしまう人間の心の弱さが。
そしてその悲劇が、「報復」というまた新たな欲望を生んで…堂々巡り。
「強き心」を持っていたいものだ。
欲望に溺れず、核や武力といった力に頼らずにいられるような強い心。
世間もロクに見ていないような綺麗事なのは百も承知。
こんな、抽象的な事しか書けずにいる。具体案なんて私には一つも出せない。
でも、本当の答えは色んな思念を一周回って結局こういう事なんじゃないだろうか、と思う。
毎年8月15日は、1年で最も靖国神社が注目される日と言っても過言ではない。
「終戦」そのものは靖国神社にとって特別な意味を持たないし、それ故に特別な行事が行われる訳でもないのだが。
それでも、年間を通して最も多くの参拝者が訪れる日なのだという。
年に数度は九段を訪れる私だが、8月15日だけは絶対に行きたくない。
いつでも九段をうろついてる保守勢力でさえ私には十分不快なのに、8月15日は靖国の支持派も反対派も双方がっつり集まる。
簡単に言えば相反する思想を持った者同士が顔をつき合わせたりする訳で、軽く火花を散らしてしまうケースもちらほらあるらしくて。
目に映したくもない、そんな醜いもの。
結局どちらもそうやって力に頼るのならば、私はどちらも正しいとは思わない。
拳を握らなければならないなら、それは平和には程遠いものであるのだろうから。
書いている私でも愚かな夢物語なのはわかる、だけど「人の心の強さ」を信じてみたい。
太平洋戦争に散った英霊たちが遺してくれたこの現在を、これ以上崩してなるものか。
「現在」が、そのまままっすぐに平和へと繋がってくれる事を願って。
私の祖父は、広島で被爆した。
祖父の従兄弟は、原爆が投下されたその瞬間に跡形もなく消し飛んだらしい。
60年以上も遡る過去でも、当時の爪痕は未だ鮮明に残る。
私とて、曽祖父もろとも大砲に打ち抜かれた穴の開いた日の丸を見て、何も感じずにいるほどの阿呆者でもない。
恐らくこんな過去が、日本のほとんど全ての家系にもあるのだろう。
無論…64年経った今でも怖くて当時を語らぬ方も多いだろうが。
むしろ語れるだけの気力がある方のほうが珍しいだろう。
平和とは、一体なんだろう。
世界平和とは言わずとも、今の日本は、64年間戦争のない日本は果たして平和と呼べるのか?
…わからんな。数十万人を殺す戦争も数えるほどしか殺さぬ基地外の無差別殺人も、根本の理不尽さは私には同じように見える。
あるいは、「報復」と銘打った戦争と怨恨による殺人も根元では大差ないのかもしれない。
人の心の弱さが、悲劇を生む。
欲望のままに動き、力任せになってしまう人間の心の弱さが。
そしてその悲劇が、「報復」というまた新たな欲望を生んで…堂々巡り。
「強き心」を持っていたいものだ。
欲望に溺れず、核や武力といった力に頼らずにいられるような強い心。
世間もロクに見ていないような綺麗事なのは百も承知。
こんな、抽象的な事しか書けずにいる。具体案なんて私には一つも出せない。
でも、本当の答えは色んな思念を一周回って結局こういう事なんじゃないだろうか、と思う。
毎年8月15日は、1年で最も靖国神社が注目される日と言っても過言ではない。
「終戦」そのものは靖国神社にとって特別な意味を持たないし、それ故に特別な行事が行われる訳でもないのだが。
それでも、年間を通して最も多くの参拝者が訪れる日なのだという。
年に数度は九段を訪れる私だが、8月15日だけは絶対に行きたくない。
いつでも九段をうろついてる保守勢力でさえ私には十分不快なのに、8月15日は靖国の支持派も反対派も双方がっつり集まる。
簡単に言えば相反する思想を持った者同士が顔をつき合わせたりする訳で、軽く火花を散らしてしまうケースもちらほらあるらしくて。
目に映したくもない、そんな醜いもの。
結局どちらもそうやって力に頼るのならば、私はどちらも正しいとは思わない。
拳を握らなければならないなら、それは平和には程遠いものであるのだろうから。
書いている私でも愚かな夢物語なのはわかる、だけど「人の心の強さ」を信じてみたい。
太平洋戦争に散った英霊たちが遺してくれたこの現在を、これ以上崩してなるものか。
「現在」が、そのまままっすぐに平和へと繋がってくれる事を願って。
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プロフィール
HN:
another
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1992/03/21
職業:
社会人
趣味:
日本文化に触れること
自己紹介:
不登校時代に「エターナルカオス」というゲームが大好きだった、とある平成生まれ。
現在は、どうにかこうにか社会人。
【座右の銘】
明日は明日の風が吹く
現在は、どうにかこうにか社会人。
【座右の銘】
明日は明日の風が吹く
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