マスコミ

市橋容疑者を逮捕、フェリー乗り場で発見　「市橋です」認める


丁度、昨日私が駄文を綴っていた頃か。
整形を繰り返してまで逃げ遂せようとしていた殺人犯、ついに逮捕。
人を殺めておきながら、整形してまで逃げ延びようとするとは…最早同じ人間とは思えないな。




…容疑者の分析なんてどうでもよくて。
私がこれを聞いてまず思ったのは…マスコミの力が今回の逮捕に繋がったんだろうな、と。
こちとら、別にイケメンでもない容疑者の顔をニュースを見る度に新聞を読む度に見せ付けられて、嫌でも目に焼きついてる。
その「焼きついてる」が通報に繋がったのではないかと思う。



ただ「それでいいのか？」と甚だ疑問である。
マスコミが嫌ってくらいに報道し続けないと、指名手配犯の一人も捕まらないのだろうか？
駅や交番の前によく貼られている、色褪せた指名手配のポスターがいかに役立っていなかったのかを象徴するような事件だと思う。



そしてこれは同時に、似たような事を何度も何度も報道するマスコミを嫌う私にとって最大限の皮肉である。


「整形していた事が判明した」「整形が行われていたのは○○県で、今は××県近辺にいる可能性が高い」「整形後はこんな顔」今回なら、これくらいで情報としては十分だったのではないかと思う。
それを何日も連続で容疑者の顔引っ張り出してきて、「どこをどう整形して目立たない顔になった」だとか「容疑者は高校の頃陸上部で」だとか、どうでもいい情報までくどくどと流す。
そんなにネタに飢えているのだろうか？そんなに日本は犯罪の少ない国なのだろうか？
もっと他に報道すべき事とかあるんじゃねーの？と思う。

…そんな私の嫌っている部分が吉と出て逮捕に至ったのだ、皮肉でなければ何なんだ。


殺されてしまった島根の女子大生のニュースもそうである。
身体の一部分が見つかる度に逐一報道して、何の得があるのだろう。
「頭部が発見された。殺されてしまっていた」で十分ではないだろうか。
譲っても「四肢のない胴体も見つかった。遺体はバラバラにされている可能性が高い」までだろう。
次に報道される時は「犯人が特定できた」あるいは「逮捕した」でいい。

それを、大腿骨が見つかりました足首が見つかりました胴体の胸の部分は切り取られていました…。
聞いてる赤の他人の私ですら不快なのに、こんな報道を遺族は快く思うだろうか？
志半ばで天に召してしまった彼女の魂は、こんな報道を望むのだろうか？


今の日本のマスメディア、根本的に方向性がおかしいと思う。





…今日はちょっと噛み付いてみた。

それじゃ。
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